新興国の政策金利は高く、有名なところでは、メキシコペソ、南アフリカランド、トルコリラがあります。
そんな高金利通貨の中でも、おすすめなのがメキシコペソ。
今回は、メキシコペソについて解説していきます。
そもそもメキシコペソは金利の高い通貨なので、積立投資にとても向いていて、実際に私もこの数年で好収益を上げています。
なぜ、私がメキシコペソで収益を上げることができたのか、つまり、メキシコペソで積立を行うことの最大のメリットは何なのか、というと…
「スワップポイントによる収益が高いこと」。
スワップポイントの収益は、日本との金利差が大きいほど大きくなります。
現在、
メキシコの政策金利は、8.25%
日本の政策金利は、0.1%
その差は、8.24%です。
つまり、メキシコペソを保有していると、年間で8.24%の収益になるように毎日スワップポイントが付与されるのです。
では逆に、デメリットは何か?
新興国の通貨なので、暴落のリスクがあります。
世界経済やアメリカとの関係が悪くなると、メキシコペソは売られてしまい、価値が下落してしまうのです。
そのため、大事になってくるのが「レバレッジ設定」。
シミュレーションしてみよう
今回は、月に5万円の投資をすると、どのくらいのリターンになるのか、シュミレーションしてみたいと思います。
ではまず、レバレッジ1倍から。
日本との金利差が約8%なので、そのまま年間で約8%の通貨が増えていく計算になります。
月に5万円の投資なので、
1年後…投資額は60万円、トータル額は65万円
5年後…投資額は300万円、トータル額は324万円
10年後…投資額は600万円、トータル額は648万円
リスクを低く抑えたい堅実派の方は、レバレッジ1倍設定で積み立てるのもいいかもしれません。
次に、レバレッジ2倍です。
日本との金利差が約8%、レバレッジを2倍で設定すると、金利は約16%になります。
つまり、
1年後…投資額は60万円、トータル額は70万円
5年後…投資額は300万円、トータル額は348万円
10年後…投資額は600万円、トータル額は696万円
になる予測。
10年投資を続けると約700万円の資産を作れるようです。
レバレッジ2倍もリスクを低く抑えられるのでオススメです。
最後に、レバレッジ3倍設定です。
日本との金利差が約8%なので、レバレッジを3倍設定にすると、金利は約24%になります。
年間で約24%分の通貨が増えていくということです。
1年後…投資額は60万円、トータル額は74万円
5年後…投資額は300万円、トータル額は597万円
10年後…投資額は600万円、トータル額は2,347万円
レバレッジ3倍設定で、2,000万円の資産を作れるのは魅力的ですね!
いかがでしょうか?
個人的には、ロスカットされないためにも、リーマンショックより下落しても耐えられる金額にしたいので、レバレッジ2倍以下がオススメです。
そうしておけば、安心して相場を眺めていられますね。
あなたは、どのくらいのレバレッジで積み立てますか?